Level.2 “ビッグマック”で世界の経済が分かるって知ってた!? 為替の未来を予測する「購買力平価」とは | Black Board
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マネー 2018.07.06

Level.2 “ビッグマック”で世界の経済が分かるって知ってた!? 為替の未来を予測する「購買力平価」とは

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タイアップ提供:セントラル短資FX

 

突然ですが、小林さんはマクドナルドにはよく行きますか?

はい、移動の合間などに立ち寄って週に3回は利用しているかもしれないですね。僕、ビッグマック大好きなんですよ。
もしかして、ランチのお誘いですか…!?

いえ、ランチではないです。今日はそのビッグマックに関係する経済の話をしましょう。

 

ビッグマックの値段で世界の経済が見えてくる!?

小林さんは、海外でビッグマックを食べたことはありますか?

あ、この前ハワイで食べました。たしか、その時は1個5.3ドルぐらいで、日本円に換算すると585円だったと思います。
日本だと1個380円なのに、なんかえらく高いな〜と思った記憶があります。

すごい記憶力ですね(笑)。そうなんですよ。実は日本のビッグマックは、世界の中でもあまり高くないほうなんですよね。他の国の金額も見てみましょう。

 

 

国によってこんなに違うんですね。韓国は日本と同じくらいかと思ったけど、日本円換算で456円もするのは意外。これは、誰かが世界中のマクドナルドを食べ歩いて調べてるんですか?

ちがいます。これはイギリスの経済誌『エコノミスト』が毎年発表している「ビッグマック指数」というもので、対象の56ヶ国のなかから一部抜粋したものです。

「ビッグマック指数」!? 何ですか、それは?

 

ビッグマック指数
 
各国の経済力を測るために使われる経済指標の一つ。 ビッグマックは、全世界でほぼ同一品質のものが販売されていることから、その価格は売られている国の通貨の購買力を測る対象として利用されています。各国によって消費税率が異なるため、税抜価格で比較します。

 

 

へー!そういう考え方があるんですね。面白い! たしかに、ハワイで食べたビッグマックも日本とほとんど同じ味だったなぁ。だから他の国の値段と比較するときにちょうどいいんですね。

いいところに気がつきましたね!
経済学には「同じ商品は世界中どこに行っても同じ価格で売られているはずだ」という前提があって、難しい言葉で「一物一価(いちぶついっか)の法則」といいます。
世界中でほぼ同じ品質のビッグマックの価格を各国で比較することによって、物価水準や為替レートの分析に使われるんですよ。

そうなんですか! 僕の大好きなビッグマックが、こんなふうに世界中から注目されてるなんてうれしいなあ。
でも、どうしてこれで為替レートを分析できるんですか?

 

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