髪の毛の悩みに向き合い始めたあなたへ。大切なお話です。
シャンプーのときの手触り、毎朝のヘアセットのとき、風呂上りに鏡に映る自分を見て。
「やばい」
前々から少しは気にしていたけど、ちょっと前までは見ないふりが出来ていたけど…もはやそうも言っていられない。いや、すでに自分だけが気になる状態を超えて最近は回りの視線が気になってきた。客先の商談でおでこに視線を感じる…気がする。
「何もしてないわけじゃないけど...」
市販の高めのシャンプーを買ったり、思い切って育毛剤も試したり。インターネットで色々調べたけど情報が多すぎで何が正しいのかよく分からなくなってきた…。
なんてことありませんか。
髪の毛の悩みに向き合い始めたあなたのためにこれから大切なお話をします。
医薬部外品の育毛剤の効果は9種類
医薬品医療機器等法では、配合成分の種類や配合量、効能効果の違いによって、「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」などの分類がありますが、市販されている育毛剤の多くは「医薬部外品」です。
現在、医薬部外品で承認されている効能・効果の範囲は以下のとおりです。
育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛。
これらの効果を目的に、これまでに様々な成分が研究され、非常に優秀な成分も開発されてきました。しかし、その「チカラを実感できるかどうか」を左右する重大な問題があることをご存知でしょうか…
成分が「毛根に届く」かどうか。です。
有効成分は作用する場所に届いてはじめてチカラを発揮します。
野球で例えると、どんなパワーヒッターでもバットにボールが当たらなければ意味がないのと同じこと。
たとえ優秀な成分であっても届くべき場所まで届かなければあなたの期待に応えることはできないのです。
育毛成分が「毛根に届くかどうか」が重要!
毛髪が生まれて抜けるまでのメカニズムが解明され、そのメカニズムに働きかける新しい成分が様々発見され、それらの新しい成分が育毛剤に実用されるようになってきました。
育毛成分の多くは、その働きから考えて、毛髪の根元でチカラを発揮します。
そのため、育毛剤の実力は育毛成分が「毛根まで届くかどうか」によって決まるといっても過言ではありません。
毛穴ルートで「毛根」を目指す…しかし行く手を阻むものが!
育毛成分を毛根まで届けたくても、皮膚にはバリア機能が備わっているため、頭皮表面を経て浸透させるのはなかなか難しい方法です。そのため育毛成分は「毛穴」をメインルートに毛根を目指します。
しかし!薄毛の人の毛穴入口は,角栓や皮脂で塞がれていることも多く、「育毛成分を単にアルコール水溶液に溶かした育毛剤」の場合、水は油にはじかれるため、有効成分を毛根まで効果的に浸透させることも難しいのです。
“毛根まで届かない問題”。解決したのは「あの技術」だった!
この育毛成分が「毛根まで届かない」問題。この問題を解決したのは日本が誇る「粉体技術」でした。
「粉体技術」とは…
ものづくりでは、いずれかの工程で粉の状態を経ることが多くあります。そこで必ず登場するのが「粉体技術」です。
食品、医薬、化学、樹脂、金属、電子部品などあらゆる産業分野で活用されており、特に医薬分野では薬剤を届けたい部位まで効率的に運ぶ「ドラッグデリバリーシステム」に粉体技術が応用されており、近年注目されています。
ナノレベルでの超微粒子のコントロールは非常に高度な技術を要求されます。日本はこの粉体技術で世界トップクラスを誇っています。
粉体技術を応用して、生体と適合性の高いナノサイズの「カプセル」を使い、有効成分を包み込む技術があります。この技術により皮脂との親和性を高め、育毛成分を毛穴から毛根までしっかり浸透させることができます。
また、毛根に浸透した「カプセル」は時間と共に生体となじみながら、包み込んだ育毛成分を徐々に放出するため、長時間、毛根で育毛作用を発揮させることができます。
「届かない育毛剤」を選ばないために・・・
育毛剤メーカーの多くはシャンプーも販売していますが、それは毛穴の詰まりが育毛剤の浸透を妨げる主な原因であることをよく知っているからです。届かなければ意味が無いことをわかっているのです。
しかし、毛穴の詰まりをシャンプーだけで取りきることは簡単ではありませんし、皮脂を取りきってしまうことは乾燥などの頭皮トラブルを招く可能性があります。育毛成分をしっかり届けられる育毛剤を選ぶことが重要です。
今回、育毛剤にも投入されたナノテクをご紹介しましたが、「育毛成分が届く」育毛剤を選んでフサフサを取り戻せるよう頑張りましょう!