立ち座りの瞬間、動き始めの第一歩で「あれっ?」という違和感や「うっ」という辛さを感じることはありませんか?
不安を抱えながらの日常、生活の中に常に緊張を強いられていては、イキイキと活動的な人生を歩むことはできません。
元気な毎日を送りながら寿命を全うすることを目指している方も多いでしょう。しかし、『健康寿命』という言葉が囁かれる中、寝たきりの理由の第1位は、運動器系のトラブルといわれています(※2)。では、なぜふしぶしに違和感が起こるのでしょうか?少し、人の体を支える構造を説明しましょう。
人体を支える構造としくみ
私たちが自由に体を曲げたり伸ばしたりできるのは、関節が存在するからです。人の体には基本的に206本の骨があり、骨と骨のつなぎ目である関節は約350か所もあります。
関節には、骨と骨の間でクッションの役割を果たす軟骨と、骨と骨をつなぎ、関節を形作る靭帯、関節を支える筋肉で成り立っています。
人の体の関節には、「軟骨」「靭帯」「筋肉」が備わっており、それぞれが正常に働くことで、体を動かしたり支えたりしています。
曲げ伸ばしの違和感はクッションが摩耗するから?
何十年もの間、体重を支えてきたふしぶしには、相当な負担がかかり続けています。
実は、平坦な道を歩くだけでも3〜4倍の負荷が、さらに階段の昇り降りの際には、6〜7倍の負荷がかかっているのです。さらに、加齢により、軟骨をつくり出す力が追いつかなくなってしまいます。
すると、本来クッションの役割を果たすはずの軟骨が薄くなり、骨と骨が直接ぶつかり合うようになってしまいます。想像できるように、それがふしぶしの違和感になるのです。
また、筋肉量も落ちていくことで、ふしぶしを支える力が弱くなり、辛さを感じるシーンが多くなってしまうのです。
あの「グルコサミン」や「コンドロイチン」は素材に過ぎなかった
ここで、ひとつお知らせしたい事実があります。上の円グラフは軟骨の構成成分の割合を示しています。よく聞く「グルコサミン」や「コンドロイチン」の名前が入っていないことにお気づきでしょうか。実は、「グルコサミン」「コンドロイチン」は、軟骨をつくるための素材の一部であり、軟骨成分そのものではないのです。
もちろん素材も大切ですが、軟骨成分そのものを摂取することができたら…。とても効率的だとは思いませんか。
「ヒアルロン酸」以上の保水力
「グルコサミン」の約26倍のパワー(※3)
新軟骨成分「プロテオグリカン」に高まる期待
軟骨の主な構成成分は、水を除くと「Ⅱ型コラーゲン」「ヒアルロン酸」そして「プロテオグリカン」が占めています。中でも「プロテオグリカン」は文部科学省も注目し、産学官連携で研究が進められている期待の成分。TV番組でも特集が組まれるなど話題になっています。
「新軟骨成分」とも呼ばれ、そのパワーには目を見張るものがあります。
例えば保水力は1gで6リットルもの水分を蓄えるといわれる「ヒアルロン酸」をも凌ぎ、「元に戻そうとする力」はあの「グルコサミン」の約26倍もあり(※3)、他にも健やかな歩みを応援するパワーが、研究により続々と証明されています。
産学官が総力を挙げて研究。弘前大学が世界初の技術で大量抽出に成功
これほどすごい「プロテオグリカン」、なぜあまり知られていないかというと、1gで3800万円もする超希少成分だったから。そんな値段では、商品化はもちろん、研究することすら困難です(※1)。
この状況に画期的な変化をもたらしたのが、国立大学法人弘前大学の研究チーム。北海道や東北、新潟の郷土料理「氷頭(ひず)なます」からヒントを得て、鮭の鼻軟骨から「プロテオグリカン」を安全かつ大量に抽出することに、世界で初めて成功したのです。
研究成果はとどまることなく、2011年には「第9回産学官連携功労者表彰」農林水産大臣賞を受賞、2013年には「イノベーションネットアワード2013」最高賞 文部科学大臣賞を受賞。研究すればするほどすばらしい力を持つことがわかってきています。
「プロテオグリカン」はどれも同じではない。品質・配合量が保証されているのは?
青森県地域イノベーション戦略支援プログラム
プロジェクトディレクター 阿部 馨医学博士
最近では「プロテオグリカン」を配合したサプリメントや化粧品も増えてきました。そこで気をつけたいのが、ひと口に「プロテオグリカン」といっても、どれも同じではないということ。
阿部氏いわく、使用する原料や抽出方法によって大きく違いますし、配合量も様々。きっちりと研究データを取っているものばかりではありません。
確かなものを選びたい人は「”あおもりPG”マークがついているかどうか」をチェックしてみてください。
このマークがついたものは、前述の弘前大学が開発した安全な抽出技術で、国産の鮭から精製された「プロテオグリカン」を一定量以上配合した商品であり、青森県に認められた証。青森県および弘前大学をはじめとする産学官でしっかり研究データをとっているのは「あおもりPG」だけです。
参考:http://www.proteoglycan-japan.net/project/
もうひとつの決め手は軟骨と筋肉に大事な成分を同時に摂れるかどうか
はじめにお伝えしたとおり、健康維持のためには軟骨、靭帯、そして筋肉が大切です。筋肉にも軟骨と同じように骨を支え、クッションになる役割があります。力強く歩き、転倒を防ぐためにも筋肉をつけることはとても重要です。
ここ最近、アスリートが注目しているのは「イミダゾールジペプチド」。鳥の胸の筋肉に豊富に含まれる成分で、渡り鳥が1週間以上も休みなく飛び続ける運動力の源です。曲げ伸ばしに大切な成分、同時に摂るように心がけたいですね。
無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチをしたり、少し遠いスーパーに足を延ばしてみたりと、日常生活に運動も取り入れましょう!
あおもりPGの「プロテオグリカン」と「イミダゾールジペプチド」を試してみたいと感じた方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
※1 2015年時点の為替レート換算
※2 厚生労働省 平成25年国民生活基礎調査より
※3 一丸ファルコス調べ