10代の頃とくらべて、肌、きれいですか?
よく「●●歳過ぎたらお肌の曲がり角」(20歳〜30歳まで諸説ありますね)なんて言いますが、大部分の女性であれば、その曲がり角をなんとかハンドルを切ってすり抜けていけるもの。
しかし男性はどうでしょう。まず、ハンドルの切り方すら知らない。つまり、カーブを曲がれない。
曲がれないということは、激突するのみなのです。
激突したらあとは早いもの。
20代前半まではあどけない少年の面影が残っていたはずのやんちゃボーイズも、スキンケアをしなければだいたい25過ぎたあたりからどんどんおっさん化が避けられなくなっていきます。
いいんですよ、肌に刻まれるシワは年輪ですし、渋みにもつながるんだから。ただ問題なのは「肌自体がなんか汚い」こと。かさつきや脂は、見た目の印象をどことなく悪くするものなのです。
FacebookなどSNSにアップする写真はフィルタやらビュープラ(ビューティプラス)やらSNOWやらでいくらでもごまかしがきくでしょう。
デートだって薄暗いお店を選べば、老けもなんだか隠れるでしょう。
しかし、たまには明るい場所、できれば蛍光灯の下で、鏡をきちんとご覧になってみてください。肌荒れを、かさつきを、シワを、シミを、謎のくすみを、血色の悪さを、テカリを……、なんなら鼻毛に混じっている白髪まで白日の下に晒し、今一度見つめていただきたいのです。
(行間の間に鏡をごらんになってください※よりリアリティのあるイメージ画像にしました)
ねえ、スキンケア……始めたくない?
このままスキンケアゼロ男子でいると、すぐおっさん、否、じじいになるのです。
だからこそ、今日これを見たこの瞬間がはじめどきなのです。
(特にジュースがこぼれちゃいそうな運動部系男子の皆さんにおかれましては、そういったケアをしなくて早くじじいになってしまうのをたくさん筆者は見てきました。もったいないですよね)
なにはなくとも「乾燥させない」ための1000円!!
「スキンケア」「美容」というと何万円もする液体やクリームの購入や、ときにはお注射や点滴、よくわからない光の照射まで様々なイメージがわくかと思いますが、そのようなものはスキンケア一年生男子には不要。
100万年早い、とでも申しましょうか。
亀仙人にやっと最初の修行をつけてもらえるようになったのに、いきなり超サイヤ人を目指すようなもの。
そういったものを使用する皆さんは、カリン塔にのぼるわ重力20倍に耐えるわと、もっと高いレベルでシノギを削っているのです。
スキンケアの基本はまず、肌の水分を失わせないようにすること。
1)化粧水的なもので湿らせて
2)乾かないようにほんの少しの油分でフタをする
これが基本であり、ほぼ、すべて、です。
今の段階では、使うものは安いものでいいのです。
具体的に申し上げますと、今すぐ
でかいボトルの化粧水(「ハトムギ化粧水」など、無印良品とかでも買えます。500円〜程度)
ニベアの青缶(400円前後)
を速攻買ってきてください。
(できれば購入時、試供品を少し肌につけてみて「ヒリヒリしないかどうか」等を各自試してみてください。スキンケアは、体質や健康との戦いです)
そして洗顔後・お風呂上がりなどに、ばしゃばしゃと化粧水をたたきこみ、そのあとにニベアをうすーくつけるだけ。
インターネットで少し調べるとコットン使えだの、クリームだけ”ガッテン塗り”するのが至高だのいろいろ書かれていたりしますが、あなたたちがそんなことを気にするのはまだ早いので無視してください。
とにかく多めに肌へ給水をして、クリームは薄くつける。
アブラ症の人とかは特にクリームの量を調整しましょう。
指先にとって、手のひらで温め、よく伸ばしてから塗るイメージで。
まずはその「しっとり具合」に慣れること
乾燥に慣れすぎたあなたたちスキンケア一年生は、まず「あるべき良いコンディション」を知りません。
脂分をすべておしぼりでふきとることを「サッパリした」と満足するあなたたち男子は、「しっとり」を「ベタベタ」と勘違いしてしまうのです。
でもべとべとするの気持ち悪い〜ヤダ〜、という方はクリームの量を調整したり、化粧水を「さっぱりタイプ」的なものに変えてみるなど、もう少しお高級なものの購入を検討してみてもいいでしょう。
(基本的に化粧水やクリームなどのスキンケア用品は価格が上がると「肌当たり」や「使いごこち」「香り」などといったものがグレードアップするのです。あとは好みや各人の体質とご相談)
最後に信じられるのは、自分の肌だけ……
20代後半〜30代の仕事ざかり、プロジェクトを回していくとうまくいかないことはたくさんあるでしょう。いくら努力をしても、成果に結びつかないことだって何度でも繰り返すことでしょう。
家族に対しても優しくしたいのにできなかったり、どうしてもぶつかったりすることだってあります。思い通りにならないことに対してもがくのは、生きていくということ、そのものです。
しかし、自分磨きは、スキンケアは(ほぼすべての人を)裏切りません。
やればやっただけ、きちんと成果が出るものなのです。
今いる境地を嘆くより、まず始めるべきはスキンケア。
さあ、今すぐ千円札を握りしめて、ドラッグストアに急いで!
(Blackboard編集部)